尾張ラーメン漫遊記

愛知県西部を中心としたラーメン食べ歩きの記録です。過去に食べたラーメンを順次掲載していきます。

大幸 名古屋栄本店

f:id:ramenmanjirou:20171022114215j:plain

 

ラーメンと半焼飯セット 850円

f:id:ramenmanjirou:20171022114328j:plain

f:id:ramenmanjirou:20171022114339j:plain

 

▼スープ
久留米伝統の呼び戻しスープ。この手法は長年の経験とカンが命の為、東海地方ではおそらく当店だけが本来の呼び戻し手法を用いているのでは無いかと思います。この手法は鰻のタレ造りと同じく、前日のスープに合わせて炊き上げる為、まろやかさと豚の甘み、コラーゲンが素となるとろみが、高純度で抽出されやすい純豚骨スープです。(店内掲示物から引用)

▼麺
低加水の麺はプチプチした食感が最高です。麺がとても伸びやすい半面、水分量が少ない為スープを吸っており、口に入れてかんだ瞬間から味が染みだすことが特徴です。(店内掲示物から引用)

 

大砲ラーメン
大幸の店主は福岡県を中心にチェーン展開している「大砲ラーメン」で、修行したとのことです。大砲ラーメンは、昭和28年に屋台からスタートした久留米ラーメンの老舗で、実に半世紀以上の歴史があります。

 

刈谷店と栄本店
大幸は、2014年4月26日に刈谷店、2015年4月28日に栄本店が開店しました。しかし、刈谷店は2017年4月1日に閉店し、2017年現在、栄本店のみの営業となっています。

 

▼豚骨ラーメンの発祥
豚骨ラーメンの発祥は、福岡県久留米市を中心に食されている久留米ラーメンといわれています。

  • 「南京千両」開店 1937年(昭和12年) 福岡県久留米市西鉄久留米駅前に屋台「南京千両」が開店。ここが豚骨ラーメン発祥店とされています。この時の豚骨スープは透明感を残したスープでした。
  • 白濁スープ誕生 1947年(昭和22年) 屋台「三九」が久留米に開店。ある日、店主の母親が手違いでスープを強く炊いてしまい、煮立って白濁としたスープが出来上がりました。このスープが意外に美味しく、現在よく目にする白濁豚骨スープが誕生しました。

もともと久留米ラーメンは、透明感のある豚骨スープだったようですが、手違いから白濁としたスープが誕生し、次第に白濁豚骨スープが主流になっていったようです。

 

久留米ラーメンと博多ラーメン
久留米ラーメンと、福岡市で食される博多ラーメンの違いは、主にスープの製法にあります。前者は「継ぎ足し」製法、後者は「取り切り」製法です。

  • 継ぎ足し 久留米ラーメンの豚骨スープは、継ぎ足しと呼ばれる製法で、スープが減ってくると別の釜で煮立てた新しいスープを継ぎ足しながら作ります。
  • 取り切り これに対し、博多ラーメンでは取り切りと呼ばれる製法で、その日に使用する分のスープを作ります。

継ぎ足し製法の方が、うま味成分が多くなるので、より濃厚な味になるようです。
なお、「大幸」や「大砲ラーメン」も継ぎ足し方式でスープを作っています。

 

喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜
店名:大幸 名古屋栄本店
住所:愛知県名古屋市中区栄4-5-20
営業時間:
 [月~土] 11:30~14:00 19:00~24:00
 [日] 11:30~14:00
定休日:不明
席数:11席(カウンターのみ)
駐車場:無
オープン:2015年4月28日
喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜喜

 

2016年9月3日(土)